2012年12月12日水曜日

チーム恵比寿@気仙沼・その2

12月8日の午後2時すぎに牧沢仮設住宅を引き上げて、マイクロバスに乗って階上(ハシカミ)仮設住宅に向かいました。以前からチームではここを訪れていますが、個人的には初めての訪問です。

階上仮設住宅は約100戸あり、規模としてはそこそこ大きい方だと思います。また牧沢仮設住宅と比べると若い世代の方も多く、赤ちゃんや子供達がいるのが印象的でした(牧沢仮設は55世帯で高齢者が多く、子育て世帯がほとんどいません)

また集会場も壁に色が付いているせいか高級に見えます(中の作りはどこもほぼは同じです)到着早々から人が集まりだし、まだ始まらないのか?と期待されている感じです。

午前中に反松仮設住宅で活動していた仲間とここで合流し、寝台を7つ展開して、整体、アロマ、フェイシャルを楽しんでいただきました。

さすがに7人体制で活動をすると集まった方々をお待たせすることなく施術が出来るので、非常にスムーズにご案内できました。

一人で整体、アロマ、フェイシャルと色々と楽しんだ方もいらっしゃって、終始笑いの絶えない楽しい時間になりました。またこちらの仮設でも美味しいお食事をご馳走になってしまいました。すっかり胃を捕まれています、はい。

お茶っこ中の様子
また別の団体の方が「お茶っこ」を開催して、みんなでお茶を飲みながらおしゃべりする場を提供していました。

実はお茶っこのように集まってたわいのない話しをすることは高齢者が自宅内に籠もらないようにするために非常に重要でです。また世代の違う方々がそこでお茶を飲みながら仲良くなり、何か困ったときにお互いに助け合う事が出来るので、全く知らない人が集まっている仮設住宅ではコミニケーションの場を作ると言う意味でも必要だと思います。現場と我々との橋渡しをして下さっている村上さんはこのような場で出る愚痴や困っていることを拾って外の団体とつなげて下さっています。

気仙沼にはもともと医療施設が少なく、さらに被災したことで十分な医療を受けられる場所が減っています。特に牧沢のように不便な場所に住む高齢者の方々は通院もままならず、あちこちが痛いと訴えています。訪問看護やヘルパーさんの数も少なく、仮設から自宅にうつったりするであろうこの先5年を考えると、医療体制の整備は急務だと感じざるを得ません。みた接骨院も気仙沼に分院を出すべきか?なんて本気で思ってしまいます。

この日は夕方から雪が降り始め、気がついたら外は真っ白になっていました。階上あたりは海が近いので暖かく、ぼた雪のような状態でした。しかし一関周辺は内陸部のため、かなり降っていて、このまま凍結したら明日の朝はかなり厳しい状況になることは容易に予想できました。

階上仮設住宅にもLEDライトを寄贈したので、日中に設置したところ、夜には綺麗に点灯して集会場の入り口を優しい光で包んでいました。ソーラーパネルなので、天気さえ良ければ充電して暗くなると勝手に輝き出します。見ていると癒される感じがしました。きっと牧沢仮設でも同様に優しい光を放っていることと思います。


LEDライトが優しく入り口を照らします
毎回、現地にお邪魔すると復興にはまだまだ時間がかかるだろうと容易に想像がつきます。震災から20ヶ月・・。すっかりテレビや新聞などでは現地の様子は伝えられることが少なくなり、現地に足を運ぶボランティアの数も減っています。しかしチーム恵比寿はこれからも活動を続けて行きますし、自分も可能な限り現地に足を運び、ほんの一瞬でも辛いことや、変化のない毎日を忘れられ笑顔になれるように活動を続けて行きたいと思います。

もちろん、一緒に行ってみたい人は声をかけ下さい。手に職が無くても受付などのサポートスタッフも必要です!




気仙沼の様子はこちら

気仙沼その1はこちら



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