猪苗代では、相双地方の小、中学生が避難先(千葉、新潟、埼玉、東京など)から一年に一度集合する、「児童生徒再会の集い」というイベントが開催され、相馬救援隊に繋がりのある双葉中学校の校長先生を通じて相馬救援隊に声がかかりました。
2泊3日のプログラムで、日中は分かれて体験学習をして夜は交流を深める内容でした。相馬救援隊は先生方の撮影した写真をCDに焼き付け、ラベルにみなさんでお互いに寄せ書きをして思い出を共有するという部分でお手伝いをさせていただきました。
背中には自分の所属する「郷」の旗をさしています |
御神旗争奪戦・大砲で打ち上げられた旗を奪い合います |
相馬野馬追いは1000年以上続く行事で、国の無形重要文化財に指定されています。3つの神社で保有している会場には400もの騎馬が甲冑に身を包んで集結し、「御神旗争奪戦」「甲冑競馬」を繰り広げました。残念ながら甲冑競馬は見ることは出来ませんでしたが、神旗争奪戦の迫力は今まで見たことのないもので、人馬一体となった甲冑武者が会場を駆け抜ける姿は、1000年間姿を変えずに行事を続けてきた誇りを感じました。
今回は同級生である相馬藩の若殿が一等席を準備してくださいました(屋根付き、お弁当付き)、そこから見た武者の駆け巡る姿はまさしく戦国時代の合戦そのものでした(相馬野馬追いはもともとは軍事訓練です)とにかく気温が高く、ムシムシだったので見ている方も大変でしたが、非常によいものを見させていただきました。来年はぜひ3日間すべて見学したいと今から思っています。