2015年7月16日木曜日

マイナンバー講習会

のろのろ台風が四国周辺に上陸しそうですね・・。関東周辺もその影響を受けて不安定な天気が続いています。すこし暑さが和らいだのは救いですが・・

さて先日、友人社長のお誘いでマイナンバーの講習会に行ってきました。講師は税理士の先生で、マイナンバー制度の説明と、会社が何を準備して、今後どうなって行くのか?について約50人ほど集まった法人担当者に交じってじっくりと話を聞きました。会場はランドマークタワー20階で外に広がる景色が最高の場所でした。

そもそもマイナンバー制度は民主党政権時から準備が進められてきた制度で、国民のすべてに番号を与え、その番号に銀行残高、資産、年金、健康保険、介護保険、クレジット情報などありとあらゆる個人情報が紐付されるという制度です。

この制度が導入されることで行政の効率化、国民の利便性の向上、公平公正な社会の実現というメリットを謳っています。そして平成28年1月から社会保障、税、災害対策の行政手続きのために必要となります。

また今後3年~5年かけて8000万枚が配布される計画になっており、社会保障、税、災害対策以外にありとあらゆるサービスと提携してゆく計画だそうです。驚いたことにゆくゆくは大学の入試などにも使われて、替え玉受験の抑止、コンサートチケット等のダフ屋予防にも使われるそうです。

つい先日、年金番号等が流出して大きく報道されました。流出した年金番号を使って詐欺行為が発生したりして社会問題になっています。同じようにマイナンバーも究極の個人情報なので流出が懸念されています。このマイナンバーが流出するとあらゆる個人情報が含まれるため、市町村だけに限らず企業側も相当の管理が要求されます。

また医療機関も今後は保険証とマイナンバーが連携して運用され、どの人がどのような医療サービスを受けているか、どのような薬を処方されているかなども一括で管理されるようになるようです。そうなると当然、医療サービスを提供する側もマイナンバーをしっかり管理しなければならないわけです。

正直、本当にマイナンバー制度大丈夫か?と思うところもありますが、年明けから本格的に運用されることを考えると、今すぐに準備をしなければ間に合わないような状況に置かれています。従業員数の多い大企業はその準備に忙殺されることになるはずです。中小零細企業も当然同様に準備をしなければなりません。

ということで、昨日の講習会を受講したことで危機感がアップしました(笑)国が進めていることですから、知らなかったでは済まされません。慌てて?しっかり準備を進めようと思います。

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