2011年10月31日月曜日

漁師の会社「ohガッツ!」@代々木公園

10月最後の日曜日に代々木公園で開催された「東日本復興祭2011 」内で「ohガッツ!」が漁師料理をだすブースを出すことになったので、「東北支援 は組」のボラ仲間と一緒にお手伝いに行ってきました。

「ohガッツ」の立花さんは9月11日に行った5カ所同時炊き出しの主催者で、現在は雄勝に移り住み、被災した牡蠣やホタテの養殖を立て直すために尽力されています。

今回のブースで我々に与えられた最初のミッションは10時の開店に間に合うように大量の野菜カットすることでした。大根、にんじん、タマネギ、長ネギ、ピーマンなどの野菜をガンガン切るという地道な作業が約1時間続きました。これらの野菜は秋鮭のちゃんちゃん焼き、秋鮭のあら汁に使われました。切りながら、9月に行った東松島での炊き出しを思い出しましたが、お互い慣れたものでどうやったら楽しく野菜を切れるか?をみなで考えながらの楽しい作業でした。

秋鮭のちゃんちゃん焼き
10時ちょうどにオープンしましたが、やはり最初は人がまばらです。ちょうどNHKホールで五木ひろしさんと都はるみさんがコンサートをするらしく、多くの高齢者が集まっていましたがみなさん一目散に?ホールを目指すためなかなか足を止めていただけませんでした。

しかし昼近くになると美味しそうなにおいに誘われてたくさんの人が集まりました。秋鮭のちゃんちゃん焼きは大きな鉄板の上でカットした野菜と新鮮なぶつ切り鮭をガンガン入れて、最後に味噌ベースのたれをたっぷりからめて完成です。出来上がるそばからどんどん売れて、一時は相当の人が並びました。

いくら丼と秋鮭のあら汁
左側のいくら丼は、早い時間に一時売り切れになりました。しかし、立花さんが明け方に雄勝に行き、そこで今朝水揚げした40匹の鮭をさばいて持って帰ってきたために、昼過ぎにみなさんに提供できました。ちょっとそこまでの距離ではありませんが、新鮮な雄勝の海の恵みをみなさんに食べていただきたいという立花さんの熱い想いを感じました。
右側の具がたくさん入った鮭のあら汁も絶品でした!具がごろごろ入っていて食べ応え満点です!もちろん自分で野菜をカットしたので、愛着もありました(笑)

我々は3時過ぎまでお手伝いをさせていただきましたが、かなりの方が並んでくださり、美味しい漁師料理を購入してくださいました(ほかのブースよりも売れていた??)

いくら丼、秋鮭のちゃんちゃん焼きを食べた方、あら汁を飲んだ方には雄勝という場所で美味しい魚介類が捕れると言うことを知っていただけたと思います。また震災に負けずに雄勝を復興させようと努力している人々がいるということも知っていただけたと思います。漁師さんは無口で黙々と仕事をしていますが、海に感謝しながら熱い想いを持って復興しようとしています。今回のお手伝いでその熱さに触れることが出来、ohガッツの取り組みにさらに興味を持ちました。近いうちに雄勝に出かけて作業体験してこようと思います。また「そだての住人」にも登録してみようと思います!
作業スペースの裏側
「Ohガッツ!」では「そだての住人」という新しい取り組みをしています。単にお金を出して海産物を買うというオーナー制度ではなく、そだての住人になった方が雄勝に行き自分たちでも養殖の現場で作業を体験し、数年後に自分が育てたものを食べる喜びを感じていただくという取り組みです。これも立派な復興支援の一つだと思います。ご興味のある方はぜひ!

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