2015年4月22日水曜日

気仙沼に行ってきました!

4月の後半に入ったのに、嵐のような天候でしたね・・。

さて20日、21日に気仙沼に行ってきました。今回はi愛NLP協会の理事の方と3人で行ってきました。新幹線に乗って行けたので、かなり身体は楽でした(笑)

気仙沼周辺はちょうど桜が見頃で、やはり関東に比べると気温が低いことを実感しました。残念ながら春の嵐で雨、風が強く21日の午前中までかなりの強風が吹き、桜も一緒に散っていました。

飛び込み?施術
20日の午後に気仙沼に到着し、現地コーディネイターの村上さんと合流し、ある仮設で心の状態が安定しない女性の個人セッションを依頼されました。大人数で押しかけるのも圧迫感を与えるので、理事お二人に任せて僕は車の中で待機でしたが、セッションが終わる頃には笑顔が出たようですが、仮設住宅という狭いコミュニティーの中ではなかなか感情を吐き出せず、ため込んだ結果の心の問題だったようです。これからは同じように感情を吐き出せずにため込んで鬱のような状態になる方が増えるかも知れません。

その後、小さな仮設住宅でチラシを配り、そのまま集会場に招かれお茶っこ(お茶を飲みながらおしゃべり)しながら整体、レイキ、ハンドマッサージをさせていただきました。この仮設住宅に来たのは初めてだったのですが、集まった方々が非常に前向きでお互いを思いやる気持ちをお持ちだったので、とても健全度の高いコミュニティーになっていました。

スーツ姿の男性が岡田さん
夕食後に、村上さんと一緒に取材活動に来ていた「被災弱者」著者の岡田さんとご一緒させていただき、3年以上にわたる綿密な取材による気仙沼の復興に向けての問題点や課題などを色々と聞かせていただきました。聞けば聞くほど行政とコミュニティーの連携が必要だと感じました。

仮設前に作った花壇を見せていただく
21日は朝からいつもお邪魔していている山奥の仮設に行き、整体、レイキ、ハンドマッサージ、お茶っこしながら色々な問題点や現状をお聞かせいただきました。以前も言っていたましたが、力のある方(財力や体力など含む)は仮設を出て自宅を建て出しており、力のない方がますます仮設に取り残されて行く現状だそうです。数年かけて現在90カ所ある仮設住宅を集約して20箇所に集約し、同時に公設住宅の方に移転してゆく計画のようですが、オリンピック絡む建設費の高騰、職人不足でなかなか工事は進んでいない状況です。

午後からは、昨年の7月に伺った時に理事が個人セッションをしたSさんがお住まいの仮設住宅にお邪魔しました。ご夫婦で我々を熱烈歓迎してくださり、あの個人セッションから気持ちが前向きになり、楽になったと笑顔で話されていました。またあの時にはなかった「これが出来た!」「こんなに嬉しいことがあった!」などなど前向きな発言が多かったのも印象的でした。さらに美味しい地元の料理をたらふくご馳走になり、気仙沼に親戚が出来た感覚になりました(笑)

今回の訪問は初めての仮設住宅も含まれておりましたが、そこの集会場に集まる方々の在り方が良好なコミュニティーを作ると言うことが良くわかりました。Sさんのご主人は震災当時100人の方が入った避難所の先頭に立ち、それぞれが自発的に動く仕組みをいち早く作ったそうです。そのせいもあり争いもなく穏やかな避難所生活を送れたそうです。

人の在り方は環境や本人の精神状態に左右される可能性はありますが、震災や津波による極限の状態にあって、人々のためになるように行動できた方もいれば、残念ながら自分だけ助かればよいと思ってしまった方もいらっしゃるかも知れません。どちらがよい、悪いと言うことではなく、有事に自分がどうありたいのか?どうあれるのか?が問われる気がします。

今回も非常に学びのある気仙沼訪問になりました。一度でも良いから言ってみたいという方がいれば声をかけて下さい。ぜひ一緒に行きましょう!

気仙沼グルメ編はまた別にアップします(笑)

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