2011年9月13日火曜日

三陸牡蠣復興合同応援祭!!報告

震災から半年の9月11日に「チーム炊きボラ」による東松島での炊き出しに参加してきました。先日のブログでもお伝えしたように、三陸牡蠣復興合同応援祭と称した今回の炊き出しは同時に5箇所で行われました。
水をかぶった住居
我々が訪れた東松島周辺は津波の被害を受けて浸水した家々が多く見られました。陸前高田の市街地のように何もかもないという状況ではなく、建物自体は残っているものの膝から腰くらいの高さまで水が入り1階は使えないような家が多く見られました。
ラタティユ、五平餅、フランクフルトを配っています









漁村近くの番や?(どうも宮城大学の建築学部学生が建てたらしいです)で開催した今回の炊き出しですが、仮設住宅に入られた方々にも地元の方が声をかけたのですが、残念ながらあまり参加される方はいらっしゃいませんでした。それでも家族連れから高齢者まで約80人の方々がいらしてくださいました。
今回のメニューは焼きそば、フランクフルト、ラタティユ、秋刀魚、五平餅、おはぎ、綿あめ、ジュース、ワイン、焼酎でした。我々は土曜日の0時に新宿を出発して、炊き出し会場に朝7時頃には到着していたので、早々に手分けして準備を進めました。早すぎでは??という声も聞こえましたが、結果的には皆さんが早くいらっしゃったので正解でした。

焼きそば、フランクフルトともに100人前を用意したので、相当の作業量でしたが、売れ行きは抜群でした!どちらもお土産に大変に喜ばれました。出来たては最高に美味しかったです!

秋刀魚は7月に陸前高田に炊き出しに行った際に避難所で知り合った方が、「漁を再開しました!」と仲間のところに送ってきてくださったものです。かなり新鮮で、脂がたっぷりのってあっという間に無くなりました。残念ながら我々はにおいだけでかいで終わりました。

テントの下で焼きそば、ドラム缶で秋刀魚!

五平餅、おはぎは予想以上に準備に時間がかかりました。熱々のご飯を丸めて串に刺し、軽く焼いて、さらに仕上げに目の前でバーナーで焦げ目をつけて提供しました。焼けた味噌の香りが食欲を誘います!

綿あめは縁日のように目の前で作って提供したので、子供たちが非常に喜んでくれました。また懐かしがって食べてくださる方もたくさんいらっしゃいました。「孫に持って帰る!」という方もいらっしゃいました。

ラタティユは完成したものを暖め、現地でパスタと併せて出しました。「これなに?」と聞かれることが多く、初めて食べる方も多かったようです。

網が木に絡まっています
3時間ほどの短い時間でしたが、多くの方々に喜んでいただき、ほんのひととき笑顔を見ることができました。しかし現地の漁業(牡蠣、わかめ、ホヤなどの養殖)は壊滅的な状態で、以前と同じように収穫するにはかなりの時間がかかると伺いました。もしかしたら牡蠣がほんの少しだけ採れるかもしれないと言っていたのが救いです。

今後は被災地に直接お金が下りるような支援の方法、雇用、観光などを国、自治体、NPOなどが協力して考えてい行く必要があると思います。また冬になると東北地方は雪が降り場所によっては伺うことも難しくなります。炊き出しやがれき撤去などは今よりも難しくなるかもしれません。

マスコミが「被災地は復興しはじめている」と書けば、すべての場所が復興している思われてしまいます。が、実際には復興にはまだまだ時間がかかることは現地を見ればすぐにわかります。そして何よりも、被災者の方々、被災地が忘れ去られ東北大震災が過去のものとなってしまうことが一番の問題です。引き続き、出来ることをやってゆこうと思います。

炊き出し後、雄勝に移動しました。続きはこちら

7月の陸前高田での活動はこちらこちら
陸前高田の様子はこちらこちら

2011年9月7日水曜日

三陸牡蠣復興合同応援祭!!

石巻ボランティア体験
写真は被災直後のものです
来る9月11日(震災からちょうど半年)に三陸牡蠣復興合同応援祭の合同炊き出しに参加させていただくことになりました。土曜日の夜中に出発して日曜日に帰ってくる強行日帰りですが、気合いを入れて行ってきます!

今回の炊き出しは三陸牡蠣復興支援プロジェクトさんと、Sweet Treat311さんの共同開催で、漁師さんを中心に下記の5カ所で同時に炊き出しを行います。それぞれ担当するチームが違うため、メニューは独自色が出ました。我々「チーム炊きボラ」は東松島を担当し、お祭りを意識したメニューになりました。

炊き出し終了後、雄勝地区へ移動し14:46の子供達の太鼓と共に黙祷を捧げる予定です。


開催場所とメニュー

1.牡鹿半島鹿立 石巻市福貴浦字福貴屋敷 福貴浦会館

麻婆茄子、他

2.気仙沼市唐桑 気仙沼市唐桑町宿浦288

焼き鳥、鉄板料理

3.東松島浜市 東松島市浜市東浮足90

焼きそば、フランクフルト、綿菓子

4.石巻市雄勝 石巻市雄勝町水浜68 仮設住宅

黒毛和牛吟選ハンバーグのハンバーガー
5.石巻市万石浦 石巻市渡波神明12-4 牡蠣剥き所

鯖の梅煮、蒸し鶏、ゴボウ漬物、なす味噌アオサのりお味噌汁、サラダ



■止まってしまっていた雄勝の時が動き出す日(チーム炊きボラより抜粋)
震災から半年となる9月11日(日)は、校舎の前で、こどもたち全員が校舎の鎮魂と感謝を込めて、雄勝復興輪太鼓を打ち鳴らします。
ほとんどのこどもたちは震災後、廃墟となった雄勝に戻っていませんいつになるかは未定ですが校舎は取り壊すことが決まっています。あの学び舎の前で、こどもたちがバチを持ち、古タイヤの前に立ち輪太鼓を打ち鳴らします。こどもたちに何かを伝え、何かを感じ、まわりの大人、そして日本も何かを感じると思っています。
日本人には何か太鼓の音に呼応するDNAが残っていると感じています来年3月11日には、日本の止まっている時を動かし、ブレブレの日本の羅針盤をみんなであわせるため、全国で太鼓イベントを同時開催してUstreamで世界に発信してゆきます。




戻ってきましたらまた報告します!