さて、16日に高校アメフト関東大会準決勝が行われ、県立横浜栄高校のトレーナーとしてスミちゃんと2人で帯同してきました。


後半に入り、横浜栄オフェンスのラン、パスとリズム良く進むも佼成ディフェンスに遮られ、相手オフェンスに対しても堅いディフェンスで守りきり得点を許さず膠着状態が続きます。が4Qに入って均衡が崩れます。佼成オフェンスのランプレーが出始め、チームに勢いが生まれその流れでTDを許します。横浜栄オフェンスもランとパスを織り交ぜて前進するも、1本のパスが相手CBにインターセプトされそのままリターンTDをされてしまい、10対14で完全に追う展開に・・、しかし残り時間はまだ逆転するためには十分あり、ディフェンスが猛攻を凌いでオフェンスにチャンスを繋ぎます。残り時間とタイムアウトの回数を計算しながら残り1分で逆転TDを目指します。

最後の最後0秒まで逆転を信じてプレーを続け、チーム一丸となって東京1位に挑みましたが、やはり強かったです。しかし横浜栄の良いところを出し切ったシーズンの最後にふさわしい死闘となりました。県内のアメフト部で最も長くシーズンを楽しんだ3年生はこれで引退です。大学でフットボールを続ける選手も数人います。勝負という結果だけにフォーカスすると負けではありますが、関東大会準決勝までの一連のプロセスは、フットボール部選手達の一生の自信、そして宝になるはずです。これは間違いなく社会人になったときに心の支えになってくれるはずです。
また3年生と共に引退する2人の大学生コーチは4年間このチームのためにすべてを捧げてきました。そして県立高校史上初!の関東大会準決勝までまさしく選手を導きました。試合終了後に彼らの流した涙を見たときに、二人が本気で挑戦したこれまでの取り組みに心から感動しました。きっと選手と共に得たこの経験を社会人になっても活かしてくれると思います。
昨年から先生の異動に伴い、横浜栄高校にトレーナーとしてお邪魔することになった自分は、今シーズンも本当によい夢を見させていただきました。試合の度に成長して行く選手達を見ながら、心から応援し、そして喜びました。本当に自分にとってもかけがえのないシーズンになりました。来年はどのようなチームになるかはまだ全くわかりませんが、来シーズンも良い夢を見られるようにお邪魔しようと思います。
こうしてブログを書いていると、昨日の死闘がまた蘇ってきました。やっぱり勝負の世界は厳しいですね・・
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