2016年1月12日火曜日

道具と身体を活かす

成人の日が終って、やっとお正月らしさが消えた感じがします。おまけに急激に気温が下がって本来の寒さになりました。暖冬の影響で大雪が降りそうな気配を感じますね・・

手前フィッティングbike、奥自分のbike
さて、日曜日にトライアスロン用自転車のフィッティングに厚木まで行って来ました。昨年春に専用の自転車を手に入れて乗ってきましたが、昨年一年間を通じて身体を作ってきたのでフィジカルの変化を活かすためにフィッティングをしました。

昨年も納車後にすぐフィッティングをしたので、さぞ調子が良くなると思い込んでいたのですが、いざ乗ってみると上半身が疲れやすく、さらにスネなどに強い緊張が出てしまい乗れば乗るほど疲れる・・とてもbikeのあとにランニングするのはキツイ状態でした。それでもどうにか?シーズンを通じて乗り続けていました。

ところで本格的なスポーツバイク(ロードバイク、トライアスロンバイクなど)は一般的なママチャリなどと違って、買ってそのまま乗るということは希です。たいていは自分で、もしくはプロの力を借りてサドル髙、サドル位置、ハンドル髙、ハンドル位置などを細かく調整して自分の身体に合わせて自転車を調整して乗ります。(もちろん買ってそのまま乗っている人もいます)

フィッティングbike
自転車はペダルに力をかけることでクランクが回って、その力でチェーンを動かしギアが回転し、タイヤが回って動きます。乗っている人の動きとしては股関節、膝、足首が上下に動くことを繰り返しています。何となくランニングに近い動きをしていますが、その際にペダルとシューズが固定される事が一番大きな違いで、シューズとペダルが固定されているぶん動きが制限されているので、身体が正しい位置で正しく動かなければどこかに負担がかかることになります。また体重を支えているサドル、ハンドル、ペダルに正しく力がかからなければ痛み、疲労などが出ます。

今回のフィッティングはRETULという専用システムを使って行い、bikeの計測、動きの評価、調整などすべてがデジタルで行われました。またフィッティング専用のbikeを使って乗ったままハンドルやサドルなどを細かく調整して、さらにモーションキャプチャーを使って動きを解析しながら自分のフィジカルが一番発揮される位置に調整しました。ちなみにこれまで受けてきたフィッティングは自分の自転車を調整してはのってを繰り返して行っていたので、変更に時間もかかり、さらにどう変わったかが直接比べられませんでした。

左ビフォア、右アフター
驚いたことに、フィッティングbike上で調整した瞬間からペダリングの感覚が大きく変化し明らかに軽くなりました。また上半身に感じていた疲労感なども解消されました。写真を見れば一目瞭然で、今までかなり無理してそれらしい?ポジションで乗っておりペダルにかかる力などに相当のロスがあり、上半身で体重を支えていたことが良くわかりました。これじゃあ辛かったわけです。まあそれをどうにか載っていたことも事実なので我慢強いとも言えます(笑)

連休最終日に自宅から城ヶ島まで約50kmほど乗ってきましたが、明らかに上半身、下半身にかかっていた負担がなくなり、楽に走り続けることが出来ました。走り終わったあとの疲労感が比べものにならないほど無く、これなら走れるなって思いました(笑)

@城ヶ島
そういえば、最近また足整板を使っての施術をする機会が増えてきました。靴と地面は唯一接している場所なので、足下が歪んでいればその代償は膝や腰、首に伝わってきて痛みが引き起こされる可能性が高くなります(年齢に関係なく膝関節内側のちょっと下に圧痛がある方は足下に問題が潜んでいる可能性が高いです)

長年使ってきた自分の足の形は、自転車のようにパーツを交換してという訳には行きません(笑)だからこそ必要な部分を足整板でサポートして正しい位置に骨格を戻し、さらにリアラインバランシューズなどで正しい動きを再教育してあげる必要があります。

年齢を問わず自分自身のパフォーマンスを最大限に発揮するためには、各関節が正しい位置にあり、正しく動く必要があります。それがずれたり歪んだりしたときに「痛み」「違和感」として身体がサインを出してきます。リアラインコア、リアラインシューズ、足整板などはパフォーマンスを発揮するための手助けになります。ぜひご利用下さい!

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