2016年1月30日土曜日

第5回院内勉強会!

週末は雪が降る!と大騒ぎしていましたが、フタを開けたら思ったら横浜は雨ですみました。まだまだ雪に関しては2月も気が抜けませんが・・

さて、金曜日の夜に院内の勉強会を開催しました。先週は超音波の勉強会で、今週はスタッフによる勉強会でした。この勉強会も1周回って2周目に入りました。担当者が自分の好きなテーマについて1時間~1時間30分ほど話すというルールで、資料作成もプレゼンテーションスタイルも自由です。

今回の担当者は増永君で、前回のような解剖学を中心にしたものになると思いきや、トレーナー活動を続けている高校サッカー部でのトレーナーとしての立ち位置、そして試合前のウォーミングアップの実際を動画を使って発表してくれました。増永君は毎週2回自分の時間を使って県立高校サッカー部のトレーナーを続けています。ちょこちょこ現場での話を聞くことはあるのですが、ウォーミングアップだけに特化した話を聞くのは初めてでした。

中学校、高校など(大学も?)運動部のウォーミングアップの特徴は「ダラダラ」「何となく」という印象が強いのは僕だけではないはずです。やらされている感じが強く、どうしてウォーミングアップが必要なのか?という部分が抜け落ちたままやっていることが多いと思います。

増永君はその辺りの意図をはっきりとさせた上で、選手の意見を聞きながら今まで行っていたウォーミングアップからガラリと内容を変えたそうです。ウォーミングアップは筋温を上げて、関節の可動域を広げ、身体を動かすための心の準備までを含みます。自分の持っているポテンシャルをしっかり発揮するためには、ダラダラ、何となくではダメなわけです。

今回は試合前のウォーミングアップを中心に見せてくれました。とてもよく練られたウォーミングアップで、ここでこのようにする理由はこうです!というのが良くわかりました。また選手達の試合に対する闘争心を引き出すための声出しなども含まれており、普段アメフト部のウォーミングアップを見ている自分も非常に参考になりました。

またサッカーはボールを使った競技なので、身体を動かすだけではなくボールを使って神経伝達を高め、ミニゲームなどを入れながら身体と脳神経に事前に試合と同じような体験をさせる事も知りました。脳神経科学的にも理にかなっている事をたくさん発見できました。

自分があまり接することのない競技、それもウォーミングアップなどは普段表に出てこない部分なので、とても勉強になりました。またアメフト部の練習にも今すぐ取り入れることの出来ることもたくさんありました。怪我予防のためには、部活などでダラダラ、何となくやらされているウォーミングアップを変えて行く必要がありそうですね。

最後にサッカー部で増永君が取り入れた地獄の?タバタトレーニングの様子も見せてもらいました。あれだけ若い高校生が、本数を重ねて行くに従って「キツイ!」「地獄だ!」と唸っている姿が印象的でした。そこで感情を殺して笛を吹いている増永君のドSぶりにも驚きました(笑)


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