2015年2月26日木曜日

被災弱者の現状・・

いよいよ2月も終わりですね・・。3月になったらもう少し暖かくなるのでしょうか?

さて、水曜日に気仙沼に行ってきました。例によって火曜日の夜行バスで入り、水曜日一日活動して夜行バスで今朝帰ってきました。夜行日帰りは疲れると言えば疲れるのですが、今回は行きも帰りもそこそこ眠れたので、思ったほどの疲れはありません(今のところww)

火曜日に自宅に帰って夕食を食べてから家を出たのですが、目の前で予定していた電車に乗り遅れました。夜行バスは23時に池袋を出るのですが、電車に乗り遅れたことで23時に到着できないことが解りました(汗)

このままだと気仙沼に行けない所か、現地で待って下さっている方にも迷惑がかかる!!と思い、どうやったら時間に間に合うか?をネットで調べた結果、東戸塚からだとギリギリ22時58分に池袋に到着することが解り、すぐにタクシーで東戸塚に移動しました。そこでうっかり?飛び乗ったグリーン車で品川で降りるべきか?東京で降りるべきか?を相談したところ、次に来る湘南新宿ラインに乗り換えるのが一番早く着くとアドバイスをもらい、無事に夜行バスに乗れました。スタートからバタバタの弾丸ツアーでした(汗)

今回の気仙沼訪問の一番の目的は、i愛NLP協会の募金用HP作成にあたり現地のコーディネーター村上さん、仮設の民生委員である小野さんにHPのチェックと、動画のチェックをしていただくことでした。4年にわたって個人レベルでの支援活動を続けるお二人が語る姿は心を動かされます。今回無事にOKと了解を頂いたので、少し修正を加えて来月には公開できると思います。
午後から石巻から移動支援(高齢で足のない方を医療機関に送迎する)に来ているHさんと合流して、ケアハウスでの歌っこライブに参加させていただきました。このケアハウスさんは震災で流されて仮設での営業を経て昨年7月に高台で再建された施設で30人の方々がそこで暮らしています。今回は歌いながらマッサージをさせていただき、まさかのコラボになりました。みなさん楽しそうにうたっていらっしゃり、歌の持つ力を改めて感じました。

夕方から鹿折地区の仮設商店街にお邪魔しました。すっかり人影はなくヒマそうな雰囲気が漂っています。その商店街に以前チーム恵比寿でお世話になった食堂があり挨拶を兼ねて伺いました。店主の塩田さんはボランティアの人数が減り、商店街にも人が来なくなり本当にヒマだと嘆いていました。未来が見えないから商売を続けて行くためのモチベーションが下がり、疲弊している感じを受けました。

南郷地区には先日災害復興住宅がオープンしました。抽選で当たった方々が集まったので、新たなコミュニティーを形成する必要があります。しかし今までの仮設住宅と違いマンションのような建物なので窓を開ければすぐに誰かの顔が見えると言うことが無くなり、下手をすると一日中誰とも関わらずに暮らす事になる人が出る可能性もあります。特に籠もりがちな高齢者をこれ以上籠もらせると精神的な部分でもちょっと心配です。

いつもお世話になっている村上さんを取材した著者が「被災弱者」という言葉を使いましたが、震災から4年が経ち様々な形で小さかったひずみが、大きなズレを生むようになりそれが弱者にのしかかってきています。特に高齢者でそれまで貯めてきたヘソクリまで津波で流され年金だけで暮らしている方は、医療にかかったり日々の生活にもかなり困窮しています。村上さんと小野さんはこうした高齢者を見捨てることなく個人活動で救い続けています。

これらは行政だけの問題なのか?気仙沼だけの問題なのか?ははっきり解りませんがいずれ日本全体が抱えて行く問題のような気がしてなりません。

今から自分は何が出来るか?を改めて考えて行く必要を感じる一日となりました。
震災から4年、日本はどっちに進むのでしょうか?


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