2014年2月24日月曜日

気仙沼に行ってきました!

2月も最後の週になりました。ソチオリンピックもあっという間に終わってしまい、様々なドラマが生まれましたね。メダルを取った選手も、取れなかった選手も日本の代表として大役を果たし、日本中に何かを残してくれました。見ていて何を感じたのかはそれぞれだと思いますが、様々な重圧に耐えて競技に臨む姿は素晴らしいものがありましたね。

さて、日本中が浅田真央ちゃんのフリーの演技を見守っている頃、気仙沼に向けて出発したため完全に乗り遅れた感じでした(笑)途中のパーキングで中継を流していましたが、タイミングが悪く真央ちゃんの様子を見ることは出来ませんでした。

気仙沼は元々あまり雪は降りませんが、2週続けてこっちと同じように雪が降ったそうです。あまり雪かきになれていないこともあり、みなさん腰が痛くなったと言っていました。どこでも慣れないことをするのは負担が大きいようです。我々が到着した日はうっすらと雪が積もっていましたが、日中に溶けてしまったようです。

今回はG仮設にお邪魔しました。この仮設は150戸と気仙沼ではかなり大規模な仮設住宅で、集会場も他に比べると広くて使い勝手の良い感じでした。自分自身はここでは初の活動となりましたが、昨年ベリーダンスをやった仲間がおり、その際に「整体は来てくれないのか?」という声が出たらしく、今回の活動に繋がりました。ここの仮設も高齢者が非常に多く、この日集まって下さった方々の大半は高齢者の方々でした。

今回は自分を含めて整体3人、リフレ(足裏マッサージ)1人、ネイル1人と5人体制でした。毎回ネイルは非常に人気があり、年齢を問わず「綺麗でいたい」という女性のニーズは確実にあるようです。またリフレも一人しか施術できる人がいないこともあり予約が埋まっていました。

毎回仮設にお邪魔する度に、猫背になっている方が非常に多いことが気になっていました。話を聞くと一日中こたつに入ってテレビを見ていたり、ずっと手芸をしている方が多いためどうしても肩が前に出て頭が下がり姿勢が悪くなるようです。そこで単に整体でゆるめるだけではなく、僕らが帰ってからもご自分で体を動かす方法をお伝えすることで、姿勢の改善に興味を持って取り組んでいただくことにしました。

今回はデューク更家先生に教えていただいた肩甲骨を動かし、背中を伸ばすメニューを3個お伝えしました。どなたもその場で一緒にやってみるとみるみる姿勢の変化が起こり、さらに表情が大きく変化します。さらに若かりし頃の姿を思い出しすことで、単純な歩行すら変化を起こすための運動になりえることを感じていただきました。人間の脳は体と心が一緒になっているので、体が変ると心も変わります。逆もまたしかりです。この方法を取り入れることで、僕らがいないときでもちょっと体を動かすことで姿勢を変え心の変化を生み出せるのです。

今回整体は4人で30人近くの方に施術させていただきました。どの施術者もそれぞれのやり方で寄り添い、話を聞かせていただきました。仮設のみなさんが共通して話されることは「わざわざ来てくれてありがとうございます」と言うことと、「忘れないで欲しい」という事でした。忘れないで欲しいという部分は直接は話しませんが、ひしひしと非言語の部分で感じます。きっとこれは気仙沼に限らずあちこちで起こっていることだと思います。
熱く語る千葉さん
たまたま仮設での活動を終えて夕食を食べる前に、子供達のためにバッティングセンターを作る!という目標を掲げて活動されている千葉さんという方にお会いしました。千葉さんご自身もご家族を亡くされて息子さんと2人きりになってしまい、野球をやっている息子さんが遠くのバッティングセンターに行くとすっきりとした表情になることがわかり、気仙沼にバッティングセンターを作る事を決意したそうです。千葉さんも気仙沼にとにかく来て欲しい!観光でも何でもいいから現地を見て感じて欲しいと訴えていました。
現在工事が進行していて、3月中にオープンの予定ですが、建築資材の高騰と職人さん不足で難儀しているとのことです。復興住宅の方が優先されて、娯楽施設はどうしても後回しになってしまうと言っているのが印象的でした。

今年の3月11日で丸3年・・あっという間と感じる方もいるし、まだ3年と感じる方もいらっしゃいます。時間の経過はそれぞれに平等なのに、なぜか感じ方には大きな差があります。今後はメンタルの問題が徐々に吹き出てくる可能性が高いので、どのように関わることが出来るのかをじっくり考えて行こうと思います。

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