2014年7月7日月曜日

気仙沼に行ってきました!その2

今日は七夕ですね、みなさんは何をお願いしましたか??

さて、気仙沼の2日目です。前日の懇談会の後にコーディネーターの村上さんと小野さんのご予定をお聞きし、我々11人で手伝えることはないか??となりました。

村上さんは各仮設でのリハビリ、様々なボランティア団体のイベントを取り仕切っているのですが、その際に告知のチラシを配布しています。ところが個人での支援活動で、手伝ってくれる人が常にはいないので、すべてお一人で行ってきたそうです。また同様に小野さんもあちこちと手を組んでいるので、それに関するアンケートの配布などに膨大な時間を費やしています。

この日は3000枚のアンケートを各仮設に配る予定だと言うことで、11人いればあっという間に終わることが解っているので、人海戦術でチラシ配りをお手伝いすることになりました。

実は僕もチラシを配るのは初めてだったのですが、少ないところは20戸、多いところは100戸を超える場所もあります。僕らは片っ端から入れて行けばよいのですが、村上さんや小野さんの場合は相談を受けながらチラシを配ることになるので、あっちで捕まり、こっちで捕まりで非常に時間がかかっていたようです。

「こんにちは!アンケート入れておきますのでよろしくお願いします」と言いながら一軒一軒入れて行きます。ドアが開いていて網戸になっていると住民の方と目が合ったりします(汗)

今回は6カ所の仮設住宅に3000枚のチラシを入れました。11人いたので自分の担当レーンを決めて一気に行ったので大きな仮設住宅でも10
分あれば終わりました。こうして仮設住宅を回ると大きさやレイアウトにいろいろなパターンがあることに気がつきます。CAT(チーム恵比寿)で伺ったことのない仮設住宅も含まれていたので、こんな場所にもあるんだ・・と改めて思いました。

また仮設住宅によっては自治会長さんがいらっしゃらないところもありました。仮設をまとめる方がいないと、コミュニティーが分断されやすく、イベントなども入りにくくなります。が、会長さんの負担も大きく、高齢化が進む仮設住宅ではなかなか担い手が少ないのも事実です・・。



チラシを配りながら、小野さんのご案内で本吉町にあるお寺に伺いました。そこのお寺には「萬手観音」と呼ばれる観音様がまつられていて、浜に打ち上げられた不思議な粘土を使って作られた観音様をまつり、その周りに粘土や布で作られた小さな「手」が2万個あまり飾られています。

この手は幼稚園、小学校、中学校、高校などをはじめ仮設の方々も含めてそれぞれの震災への想いを「手」という形を通じて作っていただき、集めた物です。そのエネルギーたるや凄くて、見た瞬間に体中に鳥肌が立ちました。ご一緒した方の中にはそのエネルギーを感じて涙している方もいらっしゃいました。人々の想いは集まると凄いエネルギーを発することがよくわかりました。
また、昼食を頂いたお店のすぐ近くに津波で流されずに残った松の木を、チェーンソー彫刻の第一人者が「昇り龍」に仕上げた物も見学しました。鎮魂の想いを込めて天に昇って行く龍が印象的でした。

2年以上気仙沼に通っていますが、どちらも初めての体験でした。何度伺っても毎回新しい出会いがあり、発見があります。

前回の歌声喫茶に続き、自分のもっている気仙沼での縁を他方におつなぎし、新しいご縁が生れました。

昨年までは自分が誰かを癒すという直接的な活動が中心でしたが、今後は間接的な支援に力を入れて、多くの方に笑顔が届くような仕組み作りを進めて行こうと思います。

その1はこちら
グルメ編に続く(笑)

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