現地の方の話を聞くと、陸前高田市長である戸羽市長が、とにかく目の前から瓦礫を早くなくそう!と尽力されているとのことです。目の前に瓦礫があると、市民のみなさんの復興へのモチベーションが上がらないということで判断されたそうです。7月に比べて減ったように見えた瓦礫の量は、実は全体の1割しか減っていないそうです・・。それだけ被害が大きかったと言うことです。
例によって、すべてを楽しむ方が多かったため、ネイル、アロマ、ヘアーカットは大人気で、あっという間に予約が満タンになりました。その合間を縫って整体を受ける方もいて、延べ人数69人!でした。自分は約15人を施術しました。
高田高校の方は高齢者から若者までまんべんなくいらっしゃいましたが、例によって背中の緊張が強い方が多かったです。これは年齢によるものではなく、仕事がなく自宅で何もすることがないために同一姿勢をとり続けていることによるものだと考えられます。
中には2月からワカメの加工工場で働く、自分で美容院を再開する方などもいらっしゃいました。しかしそれはごく一部で、何もすることなくじっとしている人が多いのが実情です。これは陸前高田に限らず多くの仮設住宅で起こっていることだと思います。身体のためにも、精神衛生のためにも「仕事に就く」「生き甲斐を持つ」ことは非常に重要だと改めて感じました。
何もすることのない日常で、我々が訪れることでその日がいつもと違う楽しい一日になること、そしてその日だけは笑顔になって嫌なことを忘れることが出来ると言う意味では、我々の果たす役割は大きいと思います。引き続き、チーム恵比寿の活動に参加させていただき、心を寄せながら皆さんに笑顔をお届けできたらと思います。

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