2013年10月15日火曜日

神奈川高校アメフト3位決定戦VS法政第二

大きな台風がまたもややってくるようですね。今年は海水温がなかなか下がらないため台風が発生しやすいようです。

さて、連休の中日13日(日曜日)に神奈川県高校アメフトの3位決定戦にトレーナーとしてお邪魔してきました。神奈川で3位までに入ると関東大会への切符を手にすることが出来ます。(春関東大会の様子はこちら)今春季大会では決勝まで進めたのですが、今秋季大会では先週慶應に負けたので、3位決定戦に進むことになりました。(春大会の様子はこちら

対戦相手はこれまた強豪の法政第二です。言わずと知れた神奈川県では1,2を争う強豪校で、高校、大学共に常勝校です。また人数も多く、アスリート揃いで有名です。今春季大会決勝で対戦して、惜しくも1点差で負けてしまった相手なので、こちらとしても絶対に負けるわけには行きません。もちろん法政第二も同じ心境だったはずです。(春大会決勝の様子はこちら

試合は横浜栄のオフェンスから始まりました。ベーシックなランプレーを展開しますが、法政第二の強力DLの素早い出足になかなか思うように前進できず、リズムに乗れません。変って法政第二のオフェンスは得意のランプレーを展開してきます。栄ディフェンスの必死のタックルをふりほどき、前進してきます。ゴール近くになって栄ディフェンスが踏ん張り、2度にわたって法政第二はフィールドゴールを選択しますが、2度とも外れオフェンスに繋ぎます。栄オフェンスも息を吹き返しランとパスを織り交ぜて前進しますが、なかなかゴールが近づかずもやもやして時間が過ぎて行きます。逆に法政第二のオフェンスではRBにボールを渡し、そこからパスするトリックプレーでTDを取ります。2Qに入り栄もゴール前に迫りますが、法政第二のディフェンスに食い止められフィールドゴールで得点します。その後、法政第二のフェイクパスでTDを取られ、前半を3対14で折り返します。

前半はいつものハイテンションぶりが見られず、選手もベンチも目の前のプレーに集中できていないことをOBに指摘され選手達も目が覚めました。後半はディフェンスが耐えに耐えて、法政第二のランプレーを必死に食い止め、得点を許さずオフェンスにチャンスを繋ぎます。が、栄オフェンスは法政第二DLの激しいラッシュにQBが捕まりなかなかパスを使って前進できません。膠着状態が続く中で、栄オフェンスがランプレーでとうとうTDを奪います!!10対14で逆転のお膳立ては揃いました。法政第二のオフェンスも得点を狙ってきますが、栄ディフェンスが食い下がり、得点を阻止します。ディフェンスが耐えてオフェンスにチャンスを回し、前進を試みますがミスが続いてチャンスを活かせません。残り2分で回ってきた最後の逆転ドライブもパスをインターセプトされ、最後は法政第二の魂のドライブをどうにか防いでタイムアップ・・。10対14で残念ながら負けてしまいました・・。

3年生はこれで引退となります。試合後に選手達が流した熱い涙はこれまでの努力を物語っていました。毎年この時期になると3年生はじめ選手達の涙を見る度に、フットボールの面白さ、チームスポーツの素晴らしさ、仲間の大切さ、勝負の残酷さを痛いほど感じます。だからこそ、トレーナーとして選手達と一緒にフットボールに関わりを持たせていただいているのだと思います。

春、秋続けて関東大会出場の夢は残念ながら叶いませんでした。しかし今シーズン選手達は少ない人数で本当に良く戦ったと思います。公立高校でも努力次第で私立高校に勝つことが出来ることを立派に証明したシーズンとなりました。当然勝負なので勝ち負けは大切です。しかし負けから学ぶこともたくさんあるので、選手達はこの負けから何かを感じて次に繋げてもらいたいと思います。また3年生はこの悔しさをはらすために大学でプレーをしたり、何かしらの形でフットボールに関わっていってもらいたい思います。

さあ次は11月から新人戦が待っています!新しいチームはどんなチームになるのでしょうか??これまた楽しみです。

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