2012年8月24日金曜日

気仙沼で見てきたもの

8月21日(火曜日)の夜11時30分に、渋谷からマイクロバスに乗って一路気仙沼に向かい、22日に活動をしてきました。

今回は合計18人ほどの小さなグループ行き、4カ所の仮設に分かれて活動しました、今回も自分は牧沢テニスコート仮設住宅に伺いました。この仮設に伺うのは3回目と言うことで、現地の方々が我々を非常に温かく迎えてくださりました。今回も美味しいお昼ご飯をご馳走になりました。
過去の活動の様子はこちら・・4月

過去の活動の様子はこちら・・6月
牧沢班は整体×2人、オイルマッサージ×1人+サポートスタッフの4人での活動でした。今回は芸能部(歌、踊りなど)のメンバーがいなかったため、時間にも余裕がありワイワイしながら整体で体をほぐして、終わったら一緒にお茶を飲んでいろいろと話を伺う時間もありました。また受付をしてくれたのは自分の中学からの同級生です。

 山の上にあるこの牧沢テニスコート仮設住宅は、高齢者にとってはかなり過酷な環境です。特に車を運転しない方は買い物に行くのも大変です。最近は週に一度車で買い物や病院に運んでいってくれる移動支援サービスが始まったようです。
マルトヨ本社屋上より港方向を臨む

活動が終わった後に、鹿折地区にあるマルトヨ食品の清水社長のお話を伺いました。鹿折地区と言えば震災当時に重油が流れ込んでプロパンガス爆発し引火、町中が火の海になった場所です。本社ビルの屋上に案内されて見せていただいた景色(右の写真)はあたり一面何も残っていませんでした・・。聞けば目の前に見えた住宅はすべて燃えてしまい、結果何も残らなかったそうです。地面レベルで見ていると「草が生えてきているな」と思っていた場所も、高い所から改めてみると何も残されていない範囲が広く見えるので余計にショックでした・・。

左端が清水社長・リアルな当日の様子を
聞かせて下さいました
清水社長は「ずっと下を向いていても仕方がない」とお考えで、現地の状況をなるべく外に発信することを心がけているそうです。なるべく外の人に知ってもらい、自分の目で見て欲しいとお考えです。気仙沼も表面上は復興に向かっている場所は多少あるように思えますが、地元の商店街はまだまだ復活するには時間がかかりますし、仮設住宅はあくまで仮設なのでしっかりとした自宅をみなさんが持つにはまだまだ時間がかかりそうです。

今回はいつも通りの活動プラス現地の方のお話を聞けたことは非常に大きな収穫でした。現地を見た我々が周りの人に向けて見てきたことを「発信」する必要を非常に感じました。やはり現地でしか聞けないことはたくさんありますし、感じることもたくさんあります。ぜひお時間のある方は観光気分で現地に行って欲しいと思います。気仙沼ならば美味しい魚介類に出会えますよ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿