2015年10月9日金曜日

ろうを生きる、難聴を生きる

すっかり秋晴れが続いていますね。北海道での台風はちょっと心配ですが大きな被害が出ないことを祈ります。

7月道志村での合宿風景
さて、僕のトライアスロン仲間の加藤さんが、NHK、Eテレ「ろうを生きる、難聴を生きる」という番組に10月3日に出演されました(10月9日昼0時45分から再放送があります)10月10日(土曜日)20時45分~21時に後半が放送されるので、ぜひご覧下さい!!!


左側が加藤さん、右が自分
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加藤さんは32歳の時に難病で両耳の聴力を完全に失いました。それでも仕事を続けてきましたが、52歳で早期退職余儀なくされそこから本格的にトライアスロンの世界にのめり込みました。

そして2年前に友人を通じて人工内耳の事を聞き、ぜひ使って見たいと言うことで人工内耳を脳内に埋め込む手術を受け厳しいリハビリを乗り越えて「音」を取り戻しました。人工内耳を埋め込む前は音のない状態でトライアスロンの大会に出場されており、音が聞こえるようになってからの大会で応援が聞こえて本当に嬉しかったと言っていたのが印象的です。


聴覚をある程度取り戻したものの、まだ三半規管の働きが弱いため、平衡感覚が弱いためbikeに乗っていると転倒のリスクがあります。そのため夏の道志村合宿の時はかなり慎重にbikeに乗っていました。


今年になって同じコーチから指導を受けるようになり一緒に練習することが多くなりました。あるとき居酒屋さんのピアノをいきなり弾き出して、??と思っていたら立派な耳のリハビリなんだそうです。加藤さんはもともと聴覚があったので過去の聴覚の記憶があったので人工内耳を入れてからの復活は早いようです。
会って話しをしていても、1対1でしたらほとんど聞き取れているようですし、やり取りも普通です。ただ大勢の人が一斉に話すと聞き取るのは難しいようです。

この夏に番組の収録があり、プールで一緒に練習をしておりほんの少しだけ僕も映ってます。
もちろんメインは加藤さんなので、背中と顔の一部ですが(笑)

現在、加藤さんはIRONMANの世界大会に出場することを目標に掲げ日々、練習に励んでいます。今年の夏に北海道で開催されたIRONMAN JAPANに出場され、無事にゴールされた様子も今週末の番組内で紹介されるようです。

練習をご一緒させていただくと加藤さんの生き方、在り方、練習、レースへの向き合い方など本当に学ぶことが多い方で、コツコツと練習を積み重ねる姿はまさにIRONMANと呼ぶにふさわしいと感じます。

また人工内耳のオペを受けたことで世界が広がったということを世界中の方々に伝えるために講演活動もしています。聴覚を失ったことで自宅に閉じこもっている方々が一歩でも外に出て自分の可能性を感じて欲しいと活動を続けるそうです。

ちなみにIRONMANレースのポリシーは「ANYTHING IS POSSIBLE」です。まさに加藤さんのためにある言葉に思えてなりません。

仕事を早期退職して、IRONMANの世界大会に出場する!と強い意志を持って日々暮らしている加藤さんを応援しながら一緒に練習させていただき、自分自身の可能性を高めて行きたいと思ってます。

ぜひ加藤さんの生き方を番組を通じて感じてみて下さい!!

前編・・Eテレ・10月9日(金曜日)0時45分~13時
後編・・Eテレ・10月10日(土曜日)20時45分~21時

後編再放送・・10月16日(金曜日)0時45分~13時

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