2012年4月13日金曜日

チーム恵比寿ボランティア活動@気仙沼・その1

4月10日にチーム恵比寿のメンバー総勢42人でマイクロバス3台に乗り込み、初めて宮城県気仙沼に行ってきました。

フカヒレや秋刀魚、鰹などが有名な気仙沼は、震災当時に津波+火災で一面火の海になってしまった場所です。焼けて錆び付いた瓦礫が積んであるのをちょっとだけ見ましたが、海近くの市街地はかなり片付いて、基礎だけ残った場所ばかりが目につきました。

また海から約500m離れた場所には大きな船が取り残されているのが印象的でした。津波に乗ってこの位置まで大きな船が流されて来たと思うとぞっとします・・。

この船は市民のみなさんの意見で撤去せずに、シンボルとしてこの場所に残されることになったそうです。ちょうど陸前高田の希望の一本松のような存在です。余談ですが、地元からは「早く撤去して欲しい」「もう見たくない」などの意見も出たようですが、残そうという意見が大半だったため残すことになったとのことです。

この船の周辺はかなり津波被害を受けたらしく、所々に大きな建物が残っているものの、見渡す限り基礎だけが残っているような状態でした。ここでメンバー全員で黙祷を捧げ、各会場に向かいました。

今回は気仙沼にある仮設住宅5カ所をみんなで分担しました。自分は牧沢市営テニスコートに出来た仮設にお邪魔しました。この仮設は周辺では最後に完成した仮設で、山を登ったところにある非常に不便な場所です。おまけに全50戸のうち、38戸が独身(高齢者含む)で家族世帯が3戸のため、平日だったこともあり仮設内はかなり静まりかえっていました。


受付け設置中!
今回は気仙沼に初めて乗り込んだため、事前に集会場の大きさや住んでいる方の情報などが少なかったためレイアウトのイメージをすることが出来ませんでした。そのため到着してからメンバーでレイアウトを考え、どのようにしたらスペースを上手に使えるか?を検討するところから始まりました。


実はレイアウトは非常に大切で、配置を間違えるとみなさんがくつろぐスペースが無くなったり、動きに無駄が多くなるので盛り上がり感がなくなります。特に受付の場所は大切なので、現地の方々にお手伝いいただいて最適な受付を作りました。




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