2015年9月15日火曜日

音無美紀子の歌声喫茶に行ってきました!

9月も中旬に入ってすっかり気候が秋ですね。爽やかな風が心地よい季節になってきました。

石巻のチラシ
さて、13日、14日にかけて叔母の「音無美紀子の歌声喫茶」の石巻、気仙沼公演にサポートメンバーとして帯同してきました。昨年に引き続き2回目の気仙沼公演でした。気仙沼に行く度に、また歌声喫茶をやって欲しいと言う声を聞き続けてきたので、現地の方々にとって昨年の歌声喫茶は楽しいひとときとして強く印象に残っていたようです。

今回の石巻、気仙沼公演は「心の絆プロジェクト」さんの仮設でのイベントに歌声喫茶が呼ばれる形で実現しました。石巻まで行ってすぐに帰らず、昨年いった気仙沼にも寄って行こう!ということになり僕の所に叔母から話しが来ました。そこで現地でいつもお世話になっている村上さんにお繋ぎして気仙沼では3カ所の仮設で歌声喫茶が実現しました。

実は石巻に行くのは今回が初めてで、震災当時に話題になった石巻イオンや専修大学の横を通ったのが印象的でした。

石巻でのイベントは歌声喫茶の他にメイクアップや健康相談なども行っていました。この仮設は300戸500人ほどの大きな仮設で、集会室には60名ほど集まっていました。年齢層が比較的高かったので懐かしい歌をたっぷり歌って大いに盛り上がりました。
セッティングの関係で、参加された方との距離が近く、みなさんとしっかり交流できました。

太川陽介さんの本物の?ルイルイ
石巻の公演が終わって、陸路90km程走って気仙沼まで行き、19時から鹿折中学校仮設で、ここから合流した太川陽介さんも含めて公演しました。歌声喫茶なので過去のヒット曲や歌謡曲、唱歌を歌うのですが、やはり元アイドルの太川陽介さんがいらしたので、ソングブックに載っていない「ルイルイ」を披露され、みなさんを前に出して一緒に歌って踊って大笑いでした。歌もトークも上手で、ダンスのキレもさすがでした。何よりも参加された方々をあっという間に取り込んで楽しませているあたりはさすがでした。
ホヤぼーやで体操してます

14日は朝から反松仮設住宅にお邪魔しました。ここは会長さんがみなさんをしっかり統率しているので、非常にまとまりがありイベントへの参加率も高く、実際に歌ってみると会場のノリが最高でした。

またホヤぼーやのテーマソングを作った鍵盤奏者HAYATO君も合流して、ホヤぼーや体操などもやって普段動かしていない身体も動かしてもらいました。もちろんルイルイも(笑)







南郷はとても広い集会場で、音響もばっちりルイルイですww

午後はこの春に出来上がった南郷公営住宅にお邪魔してきました。すでに移転している方が多く、最新マンションのような建物で、集会場もかなり広く、ここでのイベント参加数が過去最高の85名が参加して下さいました。またすぐ近所にお住まいの音響さんがお手伝いして下さり、広い会場でも十分に音が響き渡っていました。

こちらでも太川さんのルイルイが大人気で、会場が一体となって歌って踊って大盛り上がりになりました。ホヤぼーや体操も独自のアレンジをなさっている方が見本を見せて下さり、ホヤぼーやの認知度とテーマソングの認知度の高さを改めて実感しました。


最後は集合写真、ちゃっかり写ってますww
歌や音楽は聴覚を通じて脳に記憶されており、あの音楽を聴くと高校生の頃の甘い?失恋を思い出すとか、あの曲を聴くとなんだか頑張れると言った経験があると思います。脳内には曲と一緒に当時の状況や感情がしっかり結びついて記憶されており、曲を聴くことで当時の記憶が引き出されるわけです(実はパブロフの犬も同じ原理です)

昨年お邪魔したときにも非常に盛り上がったのですが、みんなで一緒に大声を出して歌うことで、楽しかったあの頃を思い出したり、辛かったときのことを思い出したりしているかも知れません。楽しい記憶はさらにふくらませ、辛い記憶は距離を置くことであの頃の感情を薄れさせてくれます。そう言った意味では音楽の持つ力は非常に大きく、これから時間が経つほど音楽に助けられる方が増えるような気がしました。

どの会場でも歌声喫茶が終わる頃には皆さんすっかり元気になって、賑やかにご自宅に帰る様子がとても印象的でした。また一緒に写真を撮ったり、サインをもらったりとほんの一瞬でしたがみなさまの笑顔が見られたことが何よりでした。
9月15日の三陸新報に活動が載りました

自分は後でずっと写真を撮ったり雑用をしていましたが、会場の空気が変わって行く様子が良くわかりましたし、だんだんと声が出て普段は控えめな方々の積極性がアップしているのが良くわかりました。

311の震災に限らず、先日の豪雨での災害や、阿蘇山が噴火したりと自然災害が全国のあちこちで見られます。そのたびに被災されて不便な生活を強いられる方がたくさんいらっしゃいます。そのたびに心が痛みますが、何よりも時間の経過と共に災害が風化されて行き、人々の記憶から「甚大な自然災害があった」ことが忘れ去られていることが心配です・・関東でも大きな地震があったばかりですから、気を抜かずに備えたいですね。


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